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リフォームの豆知識

​リフォームの目的

メンテナンス

建物を現状維持していくために、トラブルや劣化などを定期的に手入れや改修工事で防止することです。

例えば、屋根や外壁の塗装工事や雨漏り防止工事などが挙げられます。

より長持ちするように修繕、改修、長く住むための「メンテナンスリフォーム」です。

修理・修繕

建物や住宅設備にトラブルが起きたときにトラブルを解消するために直す工事です。

例えば、故障した給湯器の修理・交換などが挙げられます。

給湯器やエアコンなどといった住宅設備の交換や修理は家電量販店などで細かい仕様や本体価格、部品価格が明確になっているので、工事費がわかりやすいです。

性能の維持・向上

家の設備が古くなってしまったり、不具合が出たりした場合、新しくしたり性能の向上を図ったりする

工事のことで、現在リフォームといわれているものの多くはこのような工事を言います。

例えば、古くなったキッチンを新しいシステムキッチンに入れ替える工事や二重サッシ取り付けて

断熱性や防音機能を向上させるというのもがあります。

ライフスタイルの変化に対応

家族構成や暮らし方の変化に対応するために、間取りの変更や増改築をすることによって、

より暮らしやすい住空間にすることが目的です。

​リフォームの種類

水まわりリフォーム.jpg

住宅の水回り設備にはキッチン、トイレ、浴室、洗面台

の4箇所があります。

いずれも毎日の生活で必ず使用するものですので、

汚れが留まりやすく、さらに水垢や湿気による傷みも

蓄積されていく箇所です。

水回り設備の耐用年数は10~20年程度といわれており、

設備機器を入れ替えるだけでなく、水道管の位置を変えたり、給湯機器の入れ替えなどをしたりします。

水回りリフォーム

外回りリフォーム

外まわりリフォームとは、住宅以外のところをリフォーム

する工事の総称です。

家の外回りとは、フェンス、ウッドデッキ、駐車場、

門まわり、門扉や植木を指し、外構工事とも呼ばれます。

内装工事が「インテリア工事」と呼ばれてるのに対し、

外構工事は「エクステリア工事」と呼ばれています。

外構リフォーム.jpg

内装リフォーム

内装リフォームにはいくつかの種類があります。

床や壁紙(クロス)の張り替え、建具(襖・障子・ドア)

などが「内装リフォーム」と呼ばれています。

内装リフォーム.jpg

増改築(全面リフォーム)

家を丸ごとリフォームしたり、

間取りを変更したりするリフォームのことを言います。

家を建て替えるよりもリフォームした方が費用が

割安というメリットがあります。

既存の建物の構造体を残してプランニングを

行わなければならないため、思ったとおりの間取りを

作りにくいというデメリットがあります。

​また、築年数が長い建物のうち、現行の耐震基準で作られていない建物や、断熱性が低い建物、構造材がシロアリの被害を受けている建物などは、これらの補修・改修工事のために、追加工事が発生してしまいます。

全面リフォーム.jpg

​リフォームの費用の目安

リフォームを考える際​、工事費の予想がつかずためらってしまう方も多いと思います。実際には、リフォーム業者の提出した見積もりと見比べることになりますが、事前にざっくりと工事費の目安を知っておけば計画が立てやすくなります。

老朽化した設備やパーツを新しいものに交換する場合に比べ、間取りや排水管の場所を替えたり新たな設備機能を追加したりする場合はコストが増えることになります。

工事の規模が大きくなるのはもちろんですが、工事に関わる専門業者の職種が増えコスト増に繋がります。

​例えば、キッチンにIH調理器具を取り入れようとすると、電気工事が増えてその分の工事費がかかるというわけです。

リフォームの工期の目安

リフォームの計画を立てる際、工事期間を知っておくとスケジュールを組みやすくなります。

建物の規模やリフォーム内容によって工期は変動するものです。また、着工前にはわからなかった深刻なダメージがみつかり、予想外に工期が延びることもあります。

​ここでは標準的な内容でスムーズに工事が進んだ際に要する工期の目安を紹介いたします。

・システムキッチンの交換・・・4~5日程度

キッチンの位置を変えず、キッチン単体を交換する場合は4~5日ほど必要です。

キッチンの位置や向き、形を変更する場合はさらに1~2日ほど多くかかります。

・トイレの交換・・・1~2日程度

古い洋式便器を新しい洋式便器に交換する工事は排水管の移設工事が必要ない場合、一日で完了します。

和式から洋式へ変更する場合はさらに1日ほど多くかかります。

また、トイレ室内の壁や床を張り替えたり、ドアから引き戸に変更する場合や、排水管の移設工事が必要な場合はさらに1~2日ほど多くかかります。

・システムバスの交換・・・1~4日程度

システムバスの浴槽だけを新しいものに交換するなら1日程度で完了します。

浴槽をまたぎやすいように床をかさ上げする工事が加わると3日程度、システムバス全体を入れ替えるとなると4日程度の工期が必要です。

また、施工バスをユニットバスに変更する場合や浴室の広さを拡張する場合は、土間の基礎工事や配管工事といった大掛かりな工事が必要になることから6~8日程度かかります。

・畳をフローリングに張り替える・・・2日程度

畳をフローリングにするには、床面を敷居と揃えるために畳を撤去して高さを調節する必要があります。

6畳間の場合、工期は2日程度になります。

・屋根を葺き替える・・・6~10日程度

延床面積30坪程度の2階建て家屋の屋根から古い化粧スレートを撤去し、新たに金属屋根で葺き替える場合、6~10日程度かかります。

カバー工法で金属屋根を葺き替える場合は撤去の手間がない分工期を圧縮でき、5~7日程度で完了します。

いずれの場合も足場を組む必要があるので、一緒に外壁リフォームも行うと効率的です。

・外壁を塗り替える・・・8~10日程度

延面積30坪程度の2階建て家屋の外壁をモルタルリシン吹付から弾性タイルに塗り替えるには

8~10日程度かかります。

・耐震性を上げる・・・3~5日程度

耐震工事は規模や内容によって工期が大きく異なります。

例えば木造在来軸組工法の室内に2~3㎡程度の耐震壁を追加するのであれば、3~5日程度かかります。

​また、ベタ基礎にコンクリート増し打ちする場合にも同じぐらいの工期がかかり、乾燥させる期間が気温にもよって変動しますが、2~3日ほど必要です。

リノベーションとは?

近年注目されている住宅の「リノベーション」ですが「リフォーム」との言葉の使い分けは非常に曖昧であり、明確な線引きはされていません。

リフォーム・・・・・・古くなった建物を改修する。新しい設備に入れ替える。

リノベーション・・・・・・建物に新たな付加価値をつける。新築のとき以上の性能にする。

一般的にはこのような説明をされる場合が多いようです。

メリット・デメリット

リノベーションは自分のライフスタイルなどの暮らしに合わせて住宅改修することができます。

中古マンションや中古住宅を改修するリノベーションは、新築物件などより選べるエリアと物件数が多いのも魅力です。人気エリアなどはすでに住宅が立っていたり、好立地の物件があったとしても、設備や環境に不満が残るとというケースでもリノベーションで住みよく作り変えれば新築と同様、またはそれ以上の環境にお住まいいただけます。

リノベーションを実施することで新築よりもコストを低く抑えることでできます。

​物件選びからプランニング、住居の調査や実際の改修工事と実際に暮らし始めるまで時間がかかってしまいます。時間が取りにくい忙しい方や住環境をすぐに変えたい方は、プランを考え直してもいいかもしれません。

リノベーションでは、一般的な住宅ローンは利用できません。そのため、ローンなどを組む際には金利の高いリフォームローンなどを組む場合もあります。一般的に、リフォームローンは住宅ローンよりも高い傾向があるので、ローンを視野にいれた工事を検討している方は、前もって料金に関するお問い合わせをしておくのがいいでしょう。

屋根のリフォーム

屋根のリフォームは大きく分けて3種類あります。

塗り替え・・・屋根の素材や塗料にもよりますが、7~10年を目安に屋根材に塗料を塗布する方法です。

        屋根の基礎部分である下地が、それほど傷んでない場合に有効な方法で、屋根を長持ち

        させることができます。  

   

カバー工法・・・既存の屋根を撤去することなく新しい屋根材を被せる工法で下地がそれほど傷んでない

         けれど、屋根材の傷みが激しい場合に有効です。

​         廃材が出ないので費用を抑えられ、屋根が2重になるので遮音性や断熱性が上がります。

         屋根の重量が増加するため、施工前に建物の強度や耐震性を確認する必要があります。

葺き替え・・・屋根材や下地などを全面的に一新する方法です。

       既存の屋根をすべて撤去し、防水加工もし直して新しいものに取り替えるので、

       どのような屋根材でも対応でき、換気扇や天窓を追加することも可能です。

       建物の耐久性も大幅に向上しますが、1周間ほどかかってしまいます。

屋根リフォーム.jpg

夏涼しく、冬暖かい家に

断熱とは、建物内の熱の移動をカットする働きのことです。

断熱性が高い家では、夏場は冷房にかかるエネルギーを少なくし、

冬場は室内の暖かい空気を建物の外に逃げにくくなり、

冷暖房費用を節約することができます。

断熱材.jpg

​住宅で断熱リフォームが行える箇所・・・・・・床、床下、壁、天井、小屋裏、開口部(窓、玄関など)

壁の断熱リフォームの種類

壁の断熱リフォームには、主に建物の外側から行う「外張り断熱工法」と、建物の内側から行う

「充填断熱工法」の2種類があります。

外張り断熱工法

外張り断熱工法とは、建物の柱や梁を切れ目なく断熱材でスッポリ覆う工法のことです。

建物の構造材を断熱パネルで囲み、その上から外壁材で覆うことができるため、断熱効果が非常に高いとされています。

充填断熱工法

充填断熱工法とは、木造住宅で多く見られる断熱工法で、室内側の柱と梁の内側に断熱材を敷き詰めて行う断熱工法です。

外張り断熱工法と価格を比較した場合、安価なことがメリットです。

​外張り断熱と充填断熱が併用されることもあります。

風雪被害には火災保険が適用される

火災保険が風や雪の被害にも適用されることが案外知られていないようです。

台風でなくても瞬間的に強風が吹いて被害に遭ったという場合や、雪で雨樋が外れたなど、該当する被害も多いのではないでしょうか。20万円以上の工事に適用されるといった条件があっても足場を立てるので、小さな補修でも適用金額に達することが多いです。

2年前の台風被害も保険が適用された

屋根の被害は雨漏れなどが無いと気が付かないもの。定期点検の際に被害が発覚したお宅では、2年前に直撃した台風の被害ということで申請しましたが、3年以内の被害であれば大丈夫とのことで無事に適用されました。

​保険会社によって請求期間が違うこともあるので、まずは保険会社に確認してみましょう。

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